出演
森田祐利栄 水谷有希 岸本昌也 高橋紘介 西村貴治 得田晃子 マリー・ハーネ 三田村啓示 森本研典
スタッフ
作:イブラヒム・アミール/翻訳:長田紫乃/演出:笠井友仁、髙安美帆/舞台美術=笠井友仁/ドラマトゥルク=マリー・ハーネ/演出助手=米沢千草/映像=サカイヒロト/音楽=吉岡壱造/舞台監督=塚本修/照明=吉田一弥/音響=宮田充規/衣裳=隅野由征/映像収録=上原優香/宣伝美術=山口良太/制作=前田瑠佳/制作補助=蒼井藍子
協力=ウイングフィールド 演劇企画カタアシイッポ 岡田蕗子 劇団●太陽族 Thee Trio CQ スタジオ315 slowcamp 舞夢プロ
助成=文化庁文化芸術振興費補助金(舞台芸術創造活動活性化事業)/ 独立行政法人日本芸術文化振興会、大阪市
特別協力:ゲーテ・インスティトゥート大阪・京都
企画・製作=エイチエムピー・シアターカンパニー
主催=一般社団法人HMP
作家紹介
イブラヒム・アミール Ibrahim Amir
1984 年シリア・アレッポのクルド人家族のもとに生まれる。アレッポの大学で演劇とメディアを専攻するものの、クルド人学生運動に参加したことを理由に 3 学期の終わりに大学を退学処分となる。2002 年ウィーンに渡り、医学部を卒業後、医者として働くかたわらドイツ語での執筆を始める。 2009 年短編小説『In jener Nacht schlief sie tief(仮訳:彼女が深く眠っていたあの晩に)』で難民文学賞を受賞。「(多文化)並行社会」をコメディとして描いた処女作『HABE DIE EHRE(仮訳:光栄です)』は 2013年にオーストリアで初演され、演劇賞 Nestroy のBest Off Production 部門を受賞してロングラン公演となった。 同作品のドイツ初演は、ケルン市立劇場で演出家シュテファン・バッハマンが手掛け、ヨーロッパ中から注目の新作が集まるフェスティバル Neue Stücke aus Europa に招聘された。
その後 2013 年には Wiener Wortstätten の多国籍劇作家の劇作プロジェクト「Neuropa」に参加。2015年には『STIRB, BEVOR DU STIRBST(仮訳:死ぬ前にくたばれ)』がラファエル・サ ンチェスの演出でケルン市立劇場で上演され、べルリンの劇作家フェスティバル Autorentheatertagen の招待作品に選ばれた。2017年の作品『HOMOHALAL(ホモハラル)』は、ドレスデンで初演された後大きな話題を呼び、ウィーンをはじめドイツ語圏の各地で上演された。2017 年にはドイツ NRW 州のミュールハイム演劇祭に招待され、翻訳ワークショップの一環 で開催されたシンポジウム「未知と既知―新しい言語で書くということ(仮訳)」において、自身の執筆経験を語った。