ABOUT

劇団について

エイチエムピー・シアターカンパニー

大阪を拠点に活動する劇団。「エイチエムピー」は“ Hamlet Machine Project”の略。1999年にドイツの劇作家ハイナー・ミュラーの『ハムレットマシーン』を上演するための「研究会」を結成。

その後、2001年から劇団として活動を始める。その実験的な舞台創作とリアリティを追及する手法が評価され、かなざわ国際演劇祭、大阪現代演劇祭〈仮設劇場〉WA、精華演劇祭、演劇計画2007「京都芸術センター舞台芸術賞」など、数多くの演劇フェスティバルに参加している。

「現代美術」とも称される舞台空間と俳優の造形力に定評がある。

カンパニー代表 森田祐利栄
アートディレクター 笠井友仁

直近の公演活動

  • 2019年 1 月 メイシアタープロデュース公演SHOW 劇場 vol.12 『少年王國記』@メイシアター小ホール
  • 2019年 7 月 現代日本演劇のルーツⅦ『女殺油地獄逢魔辻』@浄土宗應典院 本堂
  • 2019年 10 月 現代日本演劇のルーツⅧ『忠臣蔵・破 エートス・死』@アイホール
  • 2020年 5 月 大竹野正典没後10 周年『ブカブカジョーシブカジョーシ』@仮想劇場ウイングフィールド
  • 2020年 7 月 『死者ノ書』@表現者工房

レビュー等

問い合わせ

mail@hmp-theater.com

090-9696-4946(前田)※10:00~19:00

俳優・スタッフ

笠井友仁

演出家・アートディレクター

宮城県仙台市出身。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒。

2005年に日本演出者協会主催若手演出家コンクール優秀賞受賞。演出活動を評価されて2008年にTheater Treffen(ベルリン演劇祭)の国際フォーラムに招待された。2014年にローラント・シンメルプフェニヒ作『アラビアの夜』の演出にて文化庁芸術祭演劇部門新人賞受賞。近年の演出作品として、佐藤信作『阿部定の犬』(2015年)、鶴屋南北原作『四谷怪談』(2016年)、ハロルド・ピンター作『月の光』(2017年)、くるみざわしん作『忠臣蔵・破 エートス・死』(2019年)などがある。 NPO法人大阪現代舞台芸術協会(DIVE)前理事長。

森田祐利栄

代表・俳優

1994年劇団未来演劇教室を経て同劇団に俳優として入団。井上ひさし、清水邦夫などの戯曲を中心にした作品に出演。
1996年、第24回大阪新劇フェスティバル女優奨励賞受賞。2005年より元spacメンバーによるスズキメソッドを中心にした俳優練塾に参加。身体訓練を始める。この頃よりドラマシアターからポストドラマへと興味が移る。
2006年より hmpへ俳優として参加。その後の全作品に出演。 2009年よりカンパニーメンバーとなる。
2010年よりエイチエムピー・シアターカンパニー代表を務める。

髙安美帆

俳優

大阪府八尾市出身。8歳より浪速神楽をはじめる。近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術専攻卒。
卒業後、h.m.p(現:エイチエムピー・シアターカンパニー)に参加。
ゲーテ・インスティトュートの奨学金を得て、2011年にTheater Treffen(ベルリン演劇祭)の国際フォーラムに参加。ドイツ留学後に個人活動をはじめる。自らのルーツである神楽や日本の伝統芸術を基にした作品を異分野の表現者達と共同制作している。
舞夢プロ所属。NPO法人大阪現代舞台芸術協会理事。

個人HP:https://mihotakayasu.com/

米沢千草

俳優・演出助手

2001年、高校の演劇部に入り演劇を始める。 近畿大学文芸学部芸術学科舞台芸術を経て、卒業後はフリーで活動。
2013年、エイチエムピー・シアターカンパニーに所属。 以後、同カンパニーで俳優として出演。時々演出助手。

ナカメキョウコ

俳優

高校演劇で演劇を始め、大阪芸術大学の学生劇団で劇作と演出を担当。大学卒業後、俳優としても活動する。
2010年にエイチエムピー・シアターカンパニーの作品に出演し、2015年から俳優として所属。自身で劇作と演出を行う際は「猫壺企画」として活動している。
殺陣道(菊地流)、上方三味線(藤本流)を嗜む。 「ナカメ軒」として劇場での炊き出し業務を行うこともある。

水谷有希

俳優

大阪市出身。リリパットアーミーⅡ入団、『人体模型の夜』にて初舞台。
5年在籍後2003年上演『空天華』をもって退団。以降は、個人で活動。様々なジャンルの公演に携わり、年4-7本の公演に客演を続ける。
近年は男役を演じる事が多く、2016年~2018年にかけては、ウィングフィールド、アイホール、仙台公演に渡り、エイチエムピー・シアターカンパニー『四谷怪談 雪ノ向コウニ見タ夢』にて民谷伊右衛門を演じる。
2019年同劇団にて上演された『女殺油地獄逢魔辻』では、河内屋与平役を演じ関西現代演劇俳優賞 女優賞を受賞。

前田瑠佳

制作・アーツマネージャー

京都橘大学大学院文化政策学研究科でアーツマネジメントを学ぶ。大学院生時代に大阪市芸術創造活動支援事業実行委員会「中之島4117」にてインターンやおおさかカンヴァス推進事業(大阪府主催)でスタッフを経験。
2013 年春からは、エイチエムピー・シアターカンパニー等で演劇制作を開始。 また、演劇やアートを専門としない人たちとの演劇活動やアートプロジェクトのアーツマネジメントも行っている。
大阪アーツカウンシルアーツマネージャー(2014年度~2018年度)。
文化庁「次代の文化を創造する新進芸術家育成事業『実演芸術連携交流事業』」国内専門家フェローシップ制度 2019年度研修生。 NPO法人大阪現代舞台芸術協会理事。

岡田蕗子

文芸部員

中学生の頃に維新派と少年王者舘を観て舞台芸術が好きになる。
大阪大学文学部でインド哲学を学んでいた2006年にhmp(現:エイチエムピー・シアターカンパニー)が岸田理生の戯曲を組み合わせて創った舞台「Rio.」に出演。以降、エイチエムピー・シアターカンパニーの創作に関わる。主に裏方。
大阪大学大学院文学研究科博士後期課程で演劇論や演劇史を学び、岸田理生の作品研究で2017年に課程修了。博士(文学)。
大阪大学大学院文学研究科演劇学研究室助教(2018-2019)を経て、現在同大学招へい研究員。表現に作家が込めた問題意識を再考し、個々の劇作家が見つめた歴史の切片を現代に積み直してみることを大切な営みと考えている。
著作『岸田理生の劇世界 アングラから国境を越える演劇へ』(大阪大学出版会、2021/1/4刊行)

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